BLOG RSS




商品をリニューアルしました(2021.11.30)

お世話になります、ダンジョデニムの福川です。この度商品のリニューアルをいたしました。リニューアルと言ってもシルエットは大きく変えておりません。今の商品の形が私の理想とする形に近いためシルエットについては今後も変える予定はありません。ではどこをリニューアルしたのか説明させてください。 ※1着売れるごとに100円ずつ値上げしておりまして本来は23100円(11/30時点)なのですが、しばらくオーダー受付を停止していたため公式ページでの販売は12/5までオーダー停止前の21800円で承ります(2021.12.6 追加オーダーをいただきまして、24100円になりました。ご注文誠に有難うございます。)。オーダーしたかったけどできなかったよ!という方は改めてご検討いただければ幸いです。その他のGジャンについても、オーダー再開後はしばらくオーダー停止前の価格で承るようにいたします。   ①生地を変えました リニューアル前: 岡山県産12.5オンス程度左綾綿100%ダブル幅デニム リニューアル後: 岡山県産13オンス右綾綿100%セルビッチ赤耳デニム。 リニューアル後のデニム生地は、高級コットンとして有名なジンバブエ産コットンを使用しています。油分を多く含み、張りのある糸で光沢感のある表情が特徴です。染色も硫化染料とインディゴを使用しており、100%インディゴ染めにはない、加工後のシックな(鮮やか過ぎないグレーっぽい)色落ちも特徴です。(当初「12.5オンス程度」としておりましたが正確性を欠いていたため「13オンス」に訂正いたしました。) まず左綾を右綾に変えたのは、右綾と左綾のそれぞれの生地を使ったGジャンを自分で作って2年着て色落ちを確認したところ、右綾の方がポツポツと色落ちのムラがを感じて自分の好みに合ったため右綾にしました。 向かって右側が右綾の生地を使い、左側が左綾の生地を使ったGジャン ダブル幅のデニムというのは標準的な幅(約150cm)のデニムです。リニューアル後のセルビッチデニムの幅はその約半分の約80cm(シングル幅)です。 奥がダブル幅の生地、手前がシングル幅のセルビッチデニム セルビッチデニムの方が旧織機でゆっくり織られるため表面に凹凸が出て色落ちしたときの風合いが豊かになってこれまた自分の好みに合いました。また、私のように小さな工房で1着ずつ作るスタイルだと1反(約50m)が40kg近くあるダブル幅よりも20kg程度のシングル幅の方が裁断時の負荷が少なく作業できます。生地を広げるのもダブル幅だとそれくらいの広さの作業台が必要になりますし何枚重ねかするのも一苦労なんです(^_^;)> 今はまだ肉体的に頑張れますがこれが70歳になっても40kgの原反を負担なく運べるかと言われるとちょっと自信がありません…。また、セルビッチデニムは生地の端が耳になっているのでオーバーロックでかがる必要がありません。オーバロックの手間を省ける上、この耳をパターンに活用することで裁断の時の1辺をカットする手間も省けます。 また、一般的なデニムはそれ自体で厚みがあるため縫い進めていくごとにどんどん厚みが増していきます。その厚みはシルエットにも影響します。セルビッチの耳を使用することで生地の厚みを減らす工夫の余地が生まれます。 手首のカフスの開きに赤耳が見えます ちなみにセルビッチデニムも標準的なデニムも1mあたりの単価はほとんど変わりません。ただ、生地幅が約半分になるので必要な生地の量が倍になります。ということで生地代のコストは倍になります。 ②上糸の色を変えました リニューアル前)30番手スパン糸 濃紺 リニューアル後)30番手スパン糸 グレーに近い薄めの紺 左がリニューアル前、右が後 これまではデニム生地に馴染むように、というか糸が目立たないように濃紺の糸を使っていましたが、デニムが色落ちするにつれて その濃紺が目立つようになっていました。それが良いという見方もあるのですが、できるだけシンプルなデザインにしたかったため色落ちした時も生地に馴染むように色落ちしたデニムに近い色にしました。 ノンウォッシュデニムにリニューアル前(上)、リニューアル後(下)の糸で縫ってみた状態 色落ち加工されたデニムにリニューアル前(上)、リニューアル後(下)の糸で縫ってみた状態。ノンウォッシュデニムとは生地が異なります。また、カメラの補正によって糸の目立ち方に癖が出ていますが、肉眼でもリニューアル後の色の方が生地に馴染んでいるのが分かります。 色を紺にしているのは、できるだけ色数を多くしないためです。服のコーディネートを考える際、色数が多いと全体的な統一感が取りにくくなってしまいます。もちろん個人の好みはありますが、バランスを取りたいので3色以下に押さえたいです。そんな中、Gジャンで2色使うと残り使えるのは1色になります(白黒は無彩色なので1色にカウントしません)。それよりはGジャンで同系色の1色にしておけば残りのアイテムで2色選べますからどんな靴にしようか等、選択の幅が広がります。ちなみに同じ理由でボタン等の金具も無地のシルバーを基本としています。ただし、「金茶の糸にしたい」「赤が好きだから赤の糸にしたい」等の希望もあるかと思います。その場合はオプションで上糸の色を変更できますので遠慮なくご要望ください。 ③織ネームで製造年月等を表記するようにしました リニューアル前)刺繍や革パッチに製造年月等を表記 リニューアル後)織ネームを使って製造年月等を表記 これまでは家庭用刺しゅう機を使って、ポケットの口布等に「製造年月、サイズ(例:Jan.2021 M)」を表記したり、革パッチにレーザー加工機で印字していました。ただし刺しゅうだと、生地の裏面にも縫い糸が見える、データ入力に多少時間がかかる、小さい字は見えにくい、など改善したい点がありました。今後は織ネームという生地に織り込まれた文字で「型番、サイズ、(袖丈or裾丈の)調整、製造年月、生地」を表記します。織ネームを使えば、データ入力が必要ない、小さく表記できる等、メリットがあります。ただし、織ネームを並べる手間と織ネーム自体の作成コストがかかります。多分こんなことやってるブランドは他にはない…はず。世界中の服を見たわけではないので何とも言えませんが…。ちなみにこの織ネームを勝手に「ダンジョネーム」と名付けました。 ④ボタンホールを♂♀にしました。 リニューアル前)ボタンホールミシンを使ってボタンホールを作成 リニューアル後)閂止めミシンを使ってオリジナルのボタンホールを作成 デニムのアイテムでボタンホールを開ける際は通常、専用のボタンホールミシンを使います。それを「閂(カンヌキ)止めミシン」という、本来補強縫いをするために使うミシンを使ってボタンホールを作るようにしました。新しい閂止めミシンは、プログラムを作ることによって縫いの形を指定することができます。日頃お世話になっているミシン屋さんからの提案もあり、ボタンホールを男女の「♂」「♀」の形になるようにプログラムしてみました。 白い生地でテストした写真。一番上から「♂」「♀」「一般的な形」 分かりにくいですが「♂」のように…見えますか? 閂止めミシンは通常自動で穴を開けてくれないので、手作業で穴を開けます。ボタンホールミシンで縫うより時間がかかります。多分こんな非効率なことやってるブランドは他にない…はず。個人で1着ずつ縫ってるからこそできる独自性ととらえください。 ⑤前立て見返しの切り替えを下に下げました Gジャンの前面のボタンが並んでるところ(前立て)の裏面は↓の写真のように変更しています。 注目していただきたいのは、右のリニューアル後の方が見返しの紺の部分が長くなっている点です。第一ボタンと第二ボタンの中間で切り替えていたのが、第三と第四の間まで下に下げました。 そもそも見返しが上下で分けられてる理由は、全部紺(デニム表面)だと例えば白いパンツを履いた時にデニムのインディゴが擦れて色移りしてしまうのでそれを避けるためです。ただし切り替え地点は見返しの縫い代分生地が重なる上、ポケット袋の上辺とも重なるため、そこだけボコっと厚みが増してしまいます。また、着用して少し前が開いた時にチラっとデニムの裏面が見えるとどうしても視線がそっちに向かう気がしました。ということで切り替え位置を下げました。 ⑥首回りを気持ち広くしました ダンジョデニムジャケットは襟が特徴です。中にTシャツだけ着るような季節は特に違和感を感じなかったのですが、秋になり内側にセーターなどを着こむと少し首回りがタイトに感じることがありました。そこでパターンをほんの少し修正して、気持ち首回りを広くしました。 ⑦裄丈(ゆきたけ)をユニクロのGジャンに合わせました 裄丈の長さをどう設定するか考えました。袖丈はオーダー時に調整できるのですが、果たしてどの長さを基準にするべきか。そこでアパレル最大手のユニクロのGジャンの裄丈(首の中心から袖先まで)に合わせることにしました。ということで洗濯乾燥した後のサイズはユニクロのGジャンと一致するようにサイズ変更しています。 以上が主なリニューアルによる変更箇所になります。ネームやボタンホールなど独自性が増したとともに、生地代のコストが上がってクオリティが上がったと思います。それ以外にも、リニューアル中に大判印刷プリンタを導入したりパーツラックを導入して生産性を上げたりと作業環境面のリニューアルも進めました。 まずはダンジョデニムジャケットのリニューアルを行いましたが、徐々に全商品のリニューアルを完成させ、その次はSML以外のサイズ展開と変更オプションの追加を予定しております。「男女をデニムでカッコよく」をモットーにお客様一人一人に合うカッコいい商品を作り続けたいと考えております。今後とも何卒宜しくお願いいたします。

続きを読む



注文受付再開のタイミングについて

お世話になります、ダンジョデニムの福川です。 現在、全商品の生地等のリニューアルを進めております。そのためリニューアル完了までは誠に勝手ながら全商品売り切れとしております。今月中にリニューアルを完了して一部商品から注文受付を再開したいと考えております。注文受付再開のタイミングについては、E-mailで通知する機能を各商品ページに追加いたしましたのでご希望の方はお手数ですが「EMAIL WHEN AVAILABLE」というリンクをクリックしてE-mailアドレスをご登録ください。 なお、過去にサンプル等で縫ったGジャンやコート等にユーズド加工を施したものをただいま実店舗にて販売しております。もしご希望がありましたら是非店舗にもお越しいただければ幸いです。

続きを読む



【備忘録メモ】Premiere Proのエッセンシャルグラフィックのバグ対処

ブランドとは全く関係ない投稿ですみません。 YouTubeの動画編集をしてて、最近特に悩まされる事象がありまして。もしかしたら同じ現象に悩まされている人もいるかもしれないと思い、備忘録メモとして残しておくことにしました。 まず動画編集で使用しているソフトですが、 Adobe Premiere Pro 2021 (バージョン15.2) Adobe Media Encoder 2021 (バージョン15.2) になります。で、困っている現象というのが、 エッセンシャルグラフィックスのパラメータ(設定値)がエンコード後に狂っちゃう というもの。 どういうことかと言うと、例えばこういう矢印看板みたいなモーショングラフィックスを使った場合。 ここでは「矢印の方向」が「上」で、実際プレビュー画面でも矢印が上に表示されてますね。 エンコード出力する前に表示されるプレビューでも矢印は上なんです。 そこからMedia Encoderでエンコード出力します。(「キュー」での書き出し) すると… 分かりますか、矢印が「右下」を向いちゃってるんです!なんで? このモーショングラフィックスのテンプレートだけかと思いきや、それ以外のテンプレートでもパラメータが狂っちゃうんです。あるテンプレートではX,Yの座標の変更がエンコード後に反映されてない、とか。有料テンプレートなのに、ですよ。 で、色々試行錯誤してみて分かったのは Media Encoderでエンコードするとこの現象が発生し、Premiere Proから直接エンコード書き出しすれば発生しない、ということ。 つまりMedia Encoderのバグ。 ただし、Premiere Proから直接エンコードしようとすると、どうも私の環境だとエンコード途中でエラーが発生して途中終了してしまう事態に。(エラーコードメモるの忘れてた…) 結局どうしたかというと、Premiereのシーケンス上で HOMEボタンを押してシーケンスの頭に移動後、メニューの「マーカー」→「インをマーク」 ENDボタンを押してシーケンスの末尾に移動後、メニューの「マーカー」→「アウトをマーク」 メニューの「ファイル」→「書き出し」→「メディア」 「ソース範囲」を「シーケンス全体」から「シーケンスイン-アウト間」に変更 「書き出し」を実行 これで何とかエラーを回避することができました。もちろんモーショングラフィックスのパラメータバグも発生せず。今回の件に限らずエンコード途中でエラーが発生したときはこれで何度か救われてます。 どうもこのMedia Encoderのバグ、ちょっと前から発生してる模様。どうにか回収してくれないかしら…。

続きを読む